最近見た雑誌に使える情報があったので、早速試してみました。
それはUSB接続のフラッシュメモリやカードリーダーのSDカード、コンパクトフラッシュなどを、見かけ上ローカルドライブにしてしまうというものです。
「で?それで何ができるのよ?」
ということですが、アプリケーションの中にはリムーバブル領域へのインストールができないものも多数あります。
フラッシュメモリなどを擬似HDD化することでインストールできるようになります。
最近流行のミニノートやネットブックなど、HDD領域を増やしたいなんて時にも使える技です。
他にも私的にやってみたいことがあるのですが・・・それは次回に・・・
テストマシンは、
FMV-6700MF9/X。
CPU モバイルPentium(R)lllプロセッサ-700MHz
RAM 256MB(最大)
ハードディスク 40GB
PCMCIAのSDHCカードアダプタ、BN-SDDBP3をマウント。
では、さっそく擬似HDD化の方法です。
この方法のしくみとしては、USBメモリなどのデバイスドライバを差し替えることで、OSの見かけ上HDDにします。
まず擬似ローカルディスク化するためのドライバを入手します。
「Hitachi Microdrive Filter Driver」をGoogleなどで検索し「xpfildrvr1224_320.zip」というファイルを入手します。
ダウンロードしたファイルを解凍し、できたフォルダの中の「cfadisk.inf」をメモ帳などで開き、書き換えます。
24行目あたりに、
[cfadisk_device]
とあり、以下に
%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDE\DiskIBM-DSCM-11000_
とか続いてますので、その最終行、35行目辺りに、
%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,**********
と書き足し、**********の部分に書き換えたいデバイスの名前を入力します。
デバイスの名前はドライブのプロパティで確認します。
今回の場合は
%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,SDHC Secure CardBus Adapter
と追加しました。
・・・多分これで大丈夫・・・?
書き換えたファイルは保存します。
次にドライバの更新をします。
ローカルディスクにしたいデバイスを選び、プロパティから「ドライバの更新」をクリックします。
ハードウェアの更新ウィザードの開始画面が出るので、
「いいえ、今回は接続しません」を選択。
「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」を選択。
「検索しないで、インストールするドライバを選択する」を選択。
「互換性のあるハードウェアの表示」にチェックを入れ、「ディスク使用」をクリック
先程書き換えた「cfadisk.inf」を選び「OK」をクリック
「Hitachi Microdrive」を選択し「次へ」をクリック
「ドライバの更新警告」が表示されますが気にせず続行します。
無事にローカルディスクにすることができました。
これでリムーバブル領域の活用の幅を広げる事ができそうです。
ただし、くれぐれも自己責任でお願いします。