ジャンクで購入し、FDD交換など整備してきた Dynabook Satellite 1800 であるが、もうひとつ、液晶表示の不具合があった。
何かの拍子に横縞のノイズが出るのだ。
検証の結果、液晶の制御基盤が接触不良を起こしているらしい。
基盤を上から押さえてやると綺麗に戻る。
何とか押さえた状態で使えないかとあれこれ試したのだが上手くいかず、結局、手持ちの液晶パネルと交換し使用していた。
しかし、基盤を交換すれば正常に動きそうなものを放っておくのももったいない。
というわけで修理開始。
まずはパーツ調達。
希望としては同型の基盤もしくはジャンク液晶単体で調達したい。
型の同じ液晶パネルをヤフーオークションで探してみる。
液晶パネル単体で同じ型というのはなかなか見つからない。
かといってジャンクのDynabookを買うのはコストがかかりすぎる。
仕方ないのでアラートをセットしてしばらく待つことにする。
何日か過ぎて適合しそうな液晶割れジャンク液晶、LG.PHILIPS の LP141XB を発見。
980円で落札。
液晶交換開始。
まずDynabookの液晶のフレームカバーを外す。
左右下部にある目隠しシールをはがしネジを外す。
フレームカバーを慎重に外す。
画像の順番に外していくと外し易い。
外したら液晶パネルを留めているネジを4箇所外す。
フラットケーブルとインバーターのケーブルを抜く。
裏のフィルムをはがし、基盤を取り出す。
取り出した基盤がこれ。
よく見ると形が少し違う。大丈夫か?
上が交換する基盤。
下がDynabookの液晶についていた不良基盤。
とりあえず取り付けてみる。
結果、問題なく表示できた。
交換後
交換前
カバー類を元に戻して交換完了。
比較的安価に修理できたので今回の修理は成功としたい。
satellite1800の分解について質問がありましたので簡単にお答えさせていただきます。
ただ、現在実機が手元にありませんので、違っていたらすみません。
裏面のネジを全部外したら、キーボードを外し、その下にあるネジ、ケーブル、コネクタを一通り抜きます。
要領はこちらの記事を参考にしてください。
http://iditte.sakura.ne.jp/ageru/?p=55
そうすると液晶パネル部と本体に分解できます。
後は本体部分のFDD周りを順に分解できると思います。
また不明な点はご質問ください。
判る範囲でお答えさせていただきます。